バクテリアとは、水の中の悪い物(有害物質)を無害なものに変える働きのある微生物です。
メダカ飼育では、バクテリアがしっかり定着しているか、していないかで随分と水質が変わります。
今回は、メダカ飼育の要とも言える水を、よりキレイで一定の水質を保てるように、バクテリアについてみていきます。
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メダカ飼育にバクテリアが必要な理由
メダカはきれいな水だけでは、丈夫に育ってくれません。
バクテリアの作用により、より健康的で元気なメダカにしていきましょう。
バクテリアの働き
水はメダカにとって、命と同じくらい大切なものです。
水の汚れは、メダカの病気につながります。
メダカのフンや餌の食べ残しで水が汚れてしまいます。
ここで、バクテリアが活躍してくれるのです。
はじめに、バクテリアが、水の中のメダカのフンや餌の食べ残しの中の主成分である「たんぱく質」を、「アンモニア」と「亜硝酸」に分解します。
次に、別のバクテリアが、強い毒性の「亜硝酸」を「硝酸塩」に分解します。
さらに「硝酸塩」を毒性の低い「炭酸塩」に分解します。
こうして、バクテリアがうまく働いてい水の中では、水質が保たれます。
しかし、バクテリアが働いているからといっても、水替えは必須です。
定期的な水替えは怠らないで、きれいな水質を保っていきましょう。
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ショップで販売されているバクテリアの効果
アクアリウム用品を扱うお店やネットショップでは、色々なバクテリアが販売されています。
どの製品も、水槽内にバクテリアを増やすには効果的ですが、一時的なものでしかありません。
バクテリアは定着する場所がないと死んでしまうので、長く水質を維持するにはバクテリアの住処も作っておきましょう。
私が愛用中のバクテリアは、「御神田(おみた)の水」です。
こちらは、ネット購入可能です。
写真は、「御神田の水」です。
2020年6月で「御神田の水」販売9周年で、現在、期限なしのクーポンを配布されています。
お得にgetできるチャンスです。
【初心者必見】メダカの水の作り方!飼い始める前のひと手間が大切

メダカ水槽でバクテリアを増やす方法
底砂はバクテリアの住処となるため、何も敷かないより、バクテリアが増えやすいです。
中でも表面積が多いもののほうが住処が増えるため、溶岩石やセラミックなど、たくさん小さな穴がある多孔質のものを使うことをお勧めします。
立ち上げたばかりの水槽には、バクテリアはいません。
バクテリアは、メダカの排せつ物や食べ残しを餌にしているので、水槽内に数匹のパイロットフィッシュを入れます。
パイロットフィッシュとは、水槽の中のバクテリアの増加を助けるメダカです。
たくさん入れる必要はなく、2~3匹入れれば良いです。
これで1週間程度様子を見ます。
水の濁りがなければ、バクテリアが増殖し、うまく機能しています。
もし、濁りがあれば、バクテリアがうまく働いていないので、もう一度底砂を敷くところからやり直したほうが良い環境づくりができます。
また、水替えの時は水量の3分の1程度にしましょう。
バクテリアは、急激な環境の変化に対応できないので、大量の水替えをすると、せっかく増殖したバクテリアがいなくなってしまいます。
メダカ飼育に使う底砂はなぜ必要なの?底砂の効果と種類について

メダカ飼育でのバクテリアの必要性まとめ
メダカを健康的に長く飼育していくには、バクテリアは必要不可欠です。
バクテリアも生き物なのでエサや住処も大切です。
メダカとバクテリアの関係性をうま機能させることが水質維持にもつながります。
市販のバクテリア剤を使いながら、バクテリアを増やしていきましょう。
いずれにせよ、定期的な水替えをすることは怠らないでください。
皆さんのメダカ飼育の参考になれば幸いです。