メダカは、屋外飼育では4月頃から産卵期に入ります。
屋内飼育では、水温や日照時間といった、産卵の条件が整っていれば、年中産卵します。
メダカは水草や人工の産卵床に卵を産み付けます。
産み付けられた卵は、採卵することで生存率が上がります。
メダカの卵を親メダカと同じ容器に入れておくと、親メダカに食べられてしまうことがあります。
多くの卵を孵化させるには、採卵が必要です。
今回は、採卵から孵化までの卵の管理についてみていきましょう。
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メダカの採卵について
メダカの卵が産み付けられた水草や産卵床を見つけたら、採卵をします。
採卵も色々な方法があります。
ここでは、私の採卵から孵化までの卵管理を解説します。
メダカが卵を産み付けるまで

写真は、私の飼育する紅帝メダカがお腹に卵を付けて泳いでいるところです。
メダカは、交尾のあと、メスのメダカが卵をしばらくの間お腹に付けたまま泳ぎます。
その後、水草や人工の産卵床に体をこすり付けて、卵を産み付けていきます。
メダカの卵は、何個かの卵がギュッとくっついて塊のようになっています。
これは、卵から出ているネバネバっとした糸状の付着毛があるからです。
付着毛のおかげで、卵が落ちてしまうことなく、水草や人工の産卵床にくっつくことができます。
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メダカの卵の採卵

写真は、私の飼育するメダカが卵を産み付けた人工の産卵床です。
メダカの卵には、有精卵と無精卵があります。
有精卵は、指でつまんでも簡単に潰れることはありません。
無精卵は、指で触ると潰れます。
私は以下の手順で採卵します。
- きれいに洗った手で、産卵床から卵の塊を取り外します。
- 指と指で軽く挟んでこすり合わせると付着毛が取れ、1つずつバラバラになります。
- 水道水を入れた卵用の容器に卵を入れます。
飼育数が多くなると、卵を1つずつ産卵床からとる時間がないときがあります。
そんな時は、産卵床をそのまま卵用の容器に移して孵化を待つことも可能です。
卵が孵化するまでの管理

写真は、孵化前の紅帝メダカの卵です。
私は、卵は小さめのタッパーに入れています。
メダカの卵は日数×水温=250℃で孵化します。
例えば、水温25℃の場合、10日で孵化します。
卵を水カビから守るため、孵化するまで、カルキ(塩素)の入った水道水で管理します。
水道水のカルキは、1日で抜けてしまうので、毎日水換えを忘れずに行いましょう。
水道水では不安な場合は、メチレンブルーを入れて水カビを防ぐ管理方法もあります。
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メダカの採卵【まとめ】
今回は、私の採卵方法を紹介しました。
Instagramで採卵シーンを15秒にまとめた動画を公開しています。
採卵方法は、この他にも、メダカの生体から直接採卵する方法もあります。
しかし、生体に触れるので、生体に負担がかかり、弱ってしまうことがあるのでおススメしません。
産卵床は、市販の物やオリジナル品など、種類が豊富ですので、お気に入りを見つけてみましょう。
うまく採卵して、たくさんのメダカが産まれると、メダカ生活がより一層楽しくなります。
自分に合った採卵方法を見つけてみて下さい。
皆さんのメダカ生活の参考になれば幸いです。