人間が食事をするように、メダカもエサを食べます。
人は、バランスの取れた食生活を送らないと病気になります。
メダカも同様に、食生活が乱れると、体調不良になり、最悪は命を落とすことになります。
エサ選びだけでなく、回数や量もメダカ飼育では重要です。
どれを選べばいいのかわからないなぁ。
今回は、メダカのエサについて見ていきます。
メダカのエサ選び、成長ごとのポイント
メダカの寿命は2~3年と短いものです。
その中にも、成長過程があり、大きく4つに分けられます。
成長に応じて回数も変わります。
生き物なので、これ!という答えはありませんが、ここでは成長過程での目安をまとめてみます。
稚魚のエサ
メダカは小さな口をしています。
中でも生まれたばかりの稚魚の口はとても小さく、エサを与えたつもりでも、口に入っておらず、栄養失調になることがあります。
稚魚にはできるだけ細かいエサを与えるようにしましょう。
稚魚用の粉タイプのエサが適しています。
さらに成長を加速させるために、ゾウリムシなど生餌を与えることもあります。
できれば1日3回程度与えるようにしましょう。

成魚のエサ
メダカは稚魚から2~3か月で、成魚になります。
成魚のなれば、口の大きさも多少大きくなります。
メダカの種類により、生体の体型に個体差も出てくるので、必ず口の大きさにあったエサを選びましょう。
もし不安であれば、引き続き、稚魚用の粉タイプのエサを与えても構いません。
人工のメダカフードだけでなく、高栄養の生きたボウフラやミジンコを与えるとしっかりした体作りができます。
このころになれば、1日2回程度に回数を減らしても問題ありません。
産卵期のエサ
成魚になり、水温が上がると産卵期を迎えます。
基本的には、成魚と同じエサの種類と回数でも問題ありません。
しかし、産卵にはとても体力を使います。
また、栄養がしっかり摂取できていないと、質の良い卵が産まれてきません。
このことから、私は、1日2回のエサの他におやつタイムを設けています。
おやつタイムには、乾燥のミミズを与えています。
たくさんの卵を望むのなら、産卵期のエサは1日3回程度与えましょう。
高齢期
産卵期を終え、高齢期に入ったメダカのエサは1日2回が目安です。
高齢期に入っても、栄養は必要です。
余生を元気に過ごせるように、きちんとエサをあげてください。

メダカのエサの種類
メダカの成長過程ごとのエサ選びのポイントを抑えたところで、次は、エサの種類を見ていきましょう。
ドライフード
ドライフードは、いろんな種類があり、手頃な価格から高級品まで幅広いフードです。
稚魚用、成魚用、色揚げ用など、成長過程に応じて栄養バランスや粒の大きさが考えられているので、自分のメダカにあったドライフードを選びましょう。
直射日光を避け、密閉容器で冷暗所に保管しておくだけと、保管も簡単。
開封したら、古くなる前に使い切るようにしたほうが良いです。
私が使う稚魚用フード
私が使う成魚フード
人気の産卵期用フード
生きエサ
ボウフラやイトミミズ、ミジンコ、ゾウリムシといった生きエサは、たんぱく質が豊富で高栄養です。
小さな稚魚でも食べられるゾウリムシは、私も愛用中です。
ただ、生きているものなので、新鮮さが重要です。
そのため、保存が難しいエサです。
冷凍エサ
画像はコリドラスが冷凍エサを食べているところです。
メダカは熱帯魚のように大きな口をしていないので、冷凍エサをそのまま水槽に入れることは避けてください。
冷凍エサを小皿などで溶かし、必要量だけを与えて下さい。
冷凍されているので、保存は冷凍庫に入れればよいです。
水を汚しやすいので、食べ残しには十分注意しましょう。
メダカのエサ選びのまとめ
メダカのエサには、いろんな種類があります。
ここに紹介していないものも多数あります。
メダカ飼育に慣れるまでは、信頼できるメダカ飼育の先輩にアドバイスをもらったり、ネットで調べたりして、自分の飼い方に近い飼育方法をされている方の使用しているエサを使うと良いです。
メダカの様子が理解できてくると、自然とエサにも詳しくなります。
メダカにも好き嫌いがあり、ショップでおススメされたり、ネットで高評価のエサであっても、食べてくれないこともあります。
自分のメダカが好むエサ選び、できるといいですね。
皆さんの飼育の参考になれば幸いです。