2020年の夏は、コロナの感染拡大や連日の猛暑日と過ごしにくい日が続いています。
暦の上では、2020年は、8月7日が立秋となり、秋に入っています。
秋に入っていると言うような気温じゃない毎日。
気温が上がると水温も上がります。
立秋とは「初めて秋の気が立つ」暑さの頂点を意味します。
という事は、私流に言い換えると、「めちゃめちゃ暑い」と言うことになります。
メダカの飼育販売をお仕事にされている方は、1日中メダカの様子を見ることが可能です。
しかし、趣味としてメダカを飼育していると、メダカから離れる時間、気がかりになります。
今回は、メダカ容器の水温が高温にならないようにするために私がしていることを紹介していきます。
メダカ容器の夏の水温について
夏の屋外のメダカ容器は、置き場所により水温が変わります。
メダカは、どのくらいの水温まで生存できるか見ていきましょう!
メダカが生きていられる水温

メダカは生き物です。
人と同じように、個体差があります。
熱帯性の魚なので、自然界では35℃程度の水温までは、生存可能です。
しかし、改良メダカが同じように生きられるとは、言い切れません。
水温が30℃を超えてきたら、注意ましょう。
隣同士の容器でも、置き場所や中にいるメダカの数により、水温に差が出ます。
容器には、各1個ずつ、水温計を入れましょう。

メダカ容器の夏の水温を上げすぎないための対策
メダカを屋外で飼育していると、その場所が、1日を通して、どの程度日が当たるのか知っておく必要があります。
私の飼育場所は、家の南側にあり、1日中日が当たる場所です。
2020年8月中頃の京都にある我が家のメダカ容器の水温は、以下の通りです。
午前8時ごろ・・・25℃
午後2時ごろ・・・33℃(すだれあり)
午後9時ごろ・・・30℃
朝の時間に気を付けていること

朝は、比較的太陽の光が弱く、急激な水温上昇は見られません。
前日の夜から、朝日が当たるように、日よけを取り外し、日光を取り入れられるようにしています。
また、毎日、水が蒸発しているので、朝には必ず足し水をしています。
自分が熱中症にならないように気を付けることも大切です。
朝の時間帯に、採卵作業や水換えをしています。

昼の時間に気を付けていること

午前10時頃から太陽が強くなるにつれ、水温が急上昇します。
13時〜14時頃は、日除けをしないとぬるま湯になってしまいます。
メダカは水温35℃程度までは耐えることができます。
しかし、あまりにも急激に水温が上がると、体力が消耗し、体調不良を起こします。
水温を急上昇させないために、簡単な方法としては、容器に日除けを掛ける事です。
常温の水を足し水し、水温を下げる事も効果的です。
エアレーションを使い、水に動きを付けることもできます。
太陽光で動くミニ噴水を使って水を動かすことも良いでしょう。
日中は、飼育者の生活スタイルに合わせ、水温が上がりすぎない工夫をしましょう。
夜の時間に気を付けていること
春は、日が落ちると水温が下がります。
しかし、夏は、地面からの熱もあり、なかなか水温が下がりません。
夜10時ごろでも26℃と、夏は水温が高いままです。
水温が高いままで、日中の水の蒸発量が多い日は、夜にも足し水をしています。
朝のやさしい日差しが当たるように、日よけのすだれは外しておきます。
できる限り、メダカに負担のかからない環境づくりをしています。

メダカ容器の夏の水温について【まとめ】
2020年の夏は、各地で最高気温の記録が更新されています。
気温が高いと、飼育容器内の水温も上がります。
今まで経験した事のない暑さなので、メダカの管理にも細心の注意を払う必要があります。
対策を怠り、全滅してしまうケースも少なくありません。
大切なメダカたちが、酷暑を乗り切れるように、環境を整えましょう。
皆さんのメダ活の参考になれば幸いです。