メダカは、屋外飼育では水温が高くなる春から秋にかけて産卵シーズンを迎えます。
メダカの卵は水草や人工の産卵床などに産み付けられます。
このまま卵を放置しておくと、親メダカが卵を食べてしまいます。
メダカを増やしていくには、採卵が必要です。
採卵した卵は、ふ化するまで、別容器で管理をします。
メダカの卵を管理する時に、メチレンブルーを入れる人と入れない人とがいます。
今回は、メダカの卵管理をする時のメチレンブルーの効果について見ていきましょう。
メダカの卵管理とメチレンブルー
メダカの卵を採卵したら、メチレンブルーの入った水に入れておきましょうという解説を目にします。
メチレンブルーは、魚用の薬品です。
めだかっ娘が使うメチレンブルー

写真の物が、メダカっ娘が使用しているメチレンブルーです。
初心者の時に、「メチレンブルーを入れたらいいよ」と聞き、ショップに探しに行きましたが見つかりませんでした。
同じような経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
メチレンブルーは、薬品の中に含まれているものもあります。
メチレンブルー溶液と書いて販売しているメーカーもあります。
産卵時期には、メチレンブルーが手に入らないときも多いです。
もしかしたら、メチレンブルーの入っている薬品が棚に並んでいても見落としてるかも。
ショップで探すときは、成分表も確認してみて下さい。
メチレンブルーを入れた水の効果

メチレンブルーは、魚の水カビや白点病治療に使われる薬品です。
メダカの卵にメチレンブルーを入れるのは、卵をカビから守るためです。
メダカの卵容器に入れるメチレンブルーの量はごく少量です。
水300ml~500mlに1滴の量なので、入れすぎには注意しましょう。
メチレンブルーを入れすぎて、水が濃い青色になってしまったら、水で薄めて下さい。
メチレンブルーを入れた卵容器の水換え

メチレンブルーを入れても、水換えは必要です。
できれば毎日の水換えをおすすめします。
屋外飼育の場合、少量の水の中で卵管理をしていると、予想以上に水温が上昇することもあります。
気づいたらゆで卵になっていた…
こんな事態にならないように、水温もこまめに見ていてくださいね。
メダカの卵を管理する時、メチレンブルーがなかったら
メチレンブルーが無くてもメダカの卵の管理はできます。

写真は、めだかっ娘がメチレンブルー無しで管理したメダカの卵です。
メチレンブルーを入れないときは、必ず水道水で管理しましょう。
水道水にはカルキ(塩素)が含まれています。
水道水のカルキが、水カビ菌の繁殖を防ぐ効果を持っています。
しかし、卵がふ化した時に、稚魚が呼吸障害を起こすことがあります。
ふ化したら、早めに稚魚水槽に引っ越しさせてあげましょう。
カルキ抜きを入れた水や汲み置きの水は、水カビ防止の観点からみると、メダカの卵管理には不向きです。
めだかっ娘が水道水で管理した卵がふ化した日のアメブロの記事です。
https://ameblo.jp/mi-kunmama123/entry-12597079621.html
メダカの卵管理とメチレンブルー【まとめ】
メダカの卵を採卵したら、必ずしもメチレンブルーが必要ではありません。
メダカの卵は繊細で、きれいな水の中で管理しないと、すぐに水カビにやられてしまいます。
水カビ防止の対策として、メチレンブルーが有効なのです。
めだかっ娘は、メチレンブルーを入れた水での卵管理、水道水での卵管理、2つの方法を試してみました。
春先の比較的水温が低めの時期は、水道水で充分管理が可能でした。
6月中頃の水温が高くなる時期からは、水道水だけでは水カビが発生したこともありました。
7月からは、メチレンブルーを使用しています。
飼育環境や水温に応じて、メダカの卵管理、工夫してみて下さいね。
