メダカにとって命ともいえる「水」。
安定した水質を持続させるには、水換えは不可欠です。
水換えを怠ることで命を落としてしまうメダカも少なくありません。
また、ただ水を入れ換えるだけでは、水換えとして不十分です。
今回は、水換えについてみていきましょう。
メダカ飼育での水替えのポイント
メダカの水換えのポイントについていくつか書いていきます。
なぜ、水換えが必要なのか
メダカを飼育していると、メダカの排せつ物や餌の食べ残し、腐敗した水草などで水が汚れてきます。
汚れた水のままだと、メダカが病気になってしまい、命の危険に晒されます。
快適にメダカが過ごせるように、定期的な水換えは必要なのです。
定期的に水換えをしていても、容器の中のバクテリアの繁殖状況や水温などにより、水が濁ることがあります。
その時は、水換えをして水槽内をきれいに保つようにしましょう。
水換えには水換え専用ポンプを使う
アクアリウム用品を扱うショップに行くと、水換え専用ポンプが販売されています。
ポンプを使うことで、バケツなどで水を抜くのではなく、底砂の中までしっかり掃除ができます。
私は、個体が少ない容器では、生体を移動させて水換えをします。
個体が多い場合や、少量の水換えの場合は、生体が容器の中に居るままで水換えも可能です。
その際には、水換え専用ポンプで、生体を吸い込まない構造の物を使いましょう。
価格は、安いものだと400円程度で販売されています。
灯油用のポンプの先にガーゼを巻き付けて掃除用ポンプの代用品として使用することも可能です。
高機能のものだと、水を吸い上げる力を調節する機能付きのものもあります。
小さな水槽の水換えは、水換え用のスポイトを使うこともあります。
自分の容器にあった掃除用ポンプを見つけてみて下さい。
季節によって水換えの回数を変える
メダカ飼育では、水質の他に水温も大切になってきます。
日本は四季の変化に伴い、気温も変化するので、水温も変わってきます。
水換えの回数を、季節ごとに分かりやすく表にしてみました。
季節 | 水換えの回数 |
---|---|
春 | 2週間に1度の水換えをする。汚れがあるときは回数を増やす。 |
夏 | 水温が上がりメダカも活動的になるので、最低週1度の水換えをする。 |
秋 | 春と同じ、2週間に1度の水換えをする。 |
冬 | メダカが冬眠するので水換えはしない。 |
日本国内であっても、北海道から沖縄まで、地域による気温差があります。
また、都心での飼育、海に近い場所での飼育、山での飼育など、環境がそれぞれ異なるので、表は目安として見てください。
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メダカ飼育の水換え手順
写真は、私の水換え手順を4つの画像にまとめたものです。
- 水槽内のめだかやエビを水槽の水と一緒に避けておく。
- 水換えポンプで水を3分の1程度抜く。水槽内の汚れがひどい場合は、メラミンスポンジで汚れを落としてから水を抜く。
- ゴミなどを救って取り除く。
- 汲み置きの水を静かに入れていく。
この方法で水換えをして、メダカやエビを水槽に戻します。
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メダカ飼育の水換え【まとめ】
メダカを長生きさせるには、上手に水換えをして水質を保つことが大切です。
飼育している場所や環境により、気温や水温が違うので、その環境に応じて水換えの回数を増やすことも必要です。
メダカが健康で生き生きと過ごせるように、メダカの水換えは面倒でも定期的に行ってください。
良い環境で快適なメダカ飼育ができるといいですね。
皆さんのメダカ飼育の参考になれば幸いです。